腹膜透析

腹膜透析

腹膜透析とは

腹膜透析とは

腹膜透析とは、お腹の中にある「腹膜」を利用して、血液中の老廃物や余分な水分を取り除く透析治療です。
「PD(Peritoneal Dialysis)」とも呼ばれ、血液透析と並ぶ腎代替療法のひとつです。
腹部に埋め込んだカテーテル(細いチューブ)を通じて透析液をお腹の中に入れ、腹膜を介して血液中の老廃物や余分な水分を透析液側へ移動させます。
一定時間が経過したら透析液を体外へ排出することで、血液を浄化します。
腹膜透析には2種類の方法があります。

CAPD(連続携行式腹膜透析)

日中に3〜4回、透析液を手動で交換する方法です。
自宅・職場・外出先など、場所を選ばずに実施できるため、生活リズムに合わせて治療を続けられます。

APD(自動腹膜透析)

就寝中に専用の機械(サイクラー)を使って自動的に透析液を交換する方法です。日中は比較的自由に過ごせるため、日常生活への影響を最小限に抑えたい方に向いています。当院では2025年5月より腹膜透析外来を開始しました。導入から継続支援まで、患者様のペースに合わせてサポートします。是非、お仕事とプライベートの充実を図る一つの手段として腹膜透析を検討されてみてください。

腹膜透析の特徴

腹膜透析の特徴

腹膜透析の最大の特徴は、自宅や職場など医療機関以外の場所で治療を行える点です。「おうち透析」とも呼ばれ、通院は月に1〜2回程度で済みます。血液透析では週3回クリニックへ通院する必要がありますが、腹膜透析では通院頻度を大幅に減らすことができます。そのため、仕事や子育て、介護など日常生活を抱えながら治療を続けたいという方に特に適しています。当院では、「透析を始めたからといって仕事を辞めてしまうのではなく、できるだけ社会で活躍し続けてほしい」という思いのもと、腹膜透析の普及に力を入れています。透析治療をしながらも、これまでの生活スタイルをできる限り維持したいという方に、積極的に腹膜透析をご提案しています。特に長崎県は島に在住の方も多く、島の医療機関で血液透析ができる病院がない地域があります。そのような方々に、長崎の腎臓チームは安心して生活して頂く手段の一つとして腹膜透析の導入に積極的に取り組み、患者様をサポートしています。また、腹膜透析は血液透析と比較して、体への負担が少ない透析方法とされています。血液透析では短時間で一気に血液をろ過するため、心臓や血管への負荷がかかりやすい傾向がありますが、腹膜透析は24時間かけてゆっくりと老廃物を除去するため、体循環への負担が緩やかです。また、透析導入後も残っている腎機能をより長く保ちやすいという特徴もあり、体全体への影響をできる限り抑えながら治療を続けられる点が、腹膜透析の大きな強みのひとつです。

血液透析との違い

腹膜透析と血液透析は、どちらも腎臓の働きを代替する治療ですが、実施方法や生活への影響に大きな違いがあります。
「どちらが良い・悪い」ではなく、患者様のライフスタイルや体の状態に合わせて選ぶことが大切です。

実施場所と通院頻度

血液透析は週3回クリニックへ通院し、医療スタッフのもとで治療を受けます。一方、腹膜透析は自宅や職場で患者様ご自身が実施するため、通院は月1〜2回程度です。どちらの透析もメリット・デメリットがありますが、患者様の生活背景を一緒に考えて、選択のお手伝いをさせて頂いております。

食事制限の違い

血液透析では、水分・タンパク質・カリウム・リン・塩分など、食事制限が厳しくなることが多くあります。腹膜透析は、その性質上、血液透析と比べて食事制限が比較的緩やかとされています。特に水分やカリウムの制限が緩和されるケースが多く、食生活の自由度が高まる点は、患者様にとって大きなメリットのひとつです。

透析中の活動

血液透析中は、針を刺した状態でベッドや椅子に横になっているため、活動に制限があります。腹膜透析は透析中も体を動かすことができ、APDであれば就寝中に治療が完了するため、日中を有効に使えます。

腹膜透析の
メリット・デメリット

腹膜透析を検討される際には、メリットとデメリットの両面を理解したうえで選択することが大切です。
当院では、患者様が納得して治療を選べるよう、丁寧にご説明します。

メリット

  • 自宅・職場など好きな場所で実施できる
  • 通院は月1〜2回程度で済む
  • 仕事や日常生活のリズムを維持しやすい
  • 食事制限が血液透析より比較的緩やか
  • 残存腎機能を保ちやすく、体への負担が軽減される場合がある
  • 透析中も体を自由に動かせる

デメリット・注意点

  • 毎日自分で透析液の交換・管理を行う必要がある
  • カテーテル出口部の清潔管理を継続して行う必要がある
  • 腹膜の状態によっては、長期間の継続が難しくなる場合がある
  • 自己管理が必要なため、患者様自身やご家族の理解と継続的な取り組みが求められる

腹膜透析が特に向いているのは、仕事や社会活動を続けながら治療したい方、通院頻度を減らしたい方、食事の自由度を大切にしたい方です。一方で、自己管理に不安がある方や、医療スタッフに全て任せたいという方には血液透析の方が合っている場合もあります。どちらの透析が自分に合っているかわからない場合は、当院へお越しいただければ、患者様の状況を踏まえて一緒に考えます。

佐世保市大塔町で腹膜透析をお探しの方へ

佐世保市大塔町で腹膜透析をお探しの方へ

佐世保市大塔町のみらいの葉クリニックは、2025年5月より腹膜透析外来を開始しました。「透析が必要と言われたが、仕事を続けたい」「通院の負担を減らしたい」「腹膜透析について詳しく知りたい」という方は、ぜひ当院へお越しください。当院では、透析が必要になっても患者様が社会で活躍し続けられるよう、腹膜透析の普及に力を入れています。患者様一人ひとりのライフスタイルに合わせた透析の選択をサポートします。