栄養療法

栄養療法

栄養療法とは

栄養療法とは

栄養療法とは、食事や栄養の状態を医学的に評価し、体に必要な栄養素を適切に補うことで、体の機能を整え健康を維持・増進することを目的としたアプローチです。人間の体は、毎日摂取する食事に含まれるタンパク質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルなどの栄養素によって支えられています。これらの栄養素が不足したり、バランスが乱れたりすることで、体のさまざまな機能が低下し、生活習慣病や慢性的な不調の原因になることがあります。
一般的な食事指導では「バランスよく食べましょう」という内容に留まることが多いですが、当院の栄養療法では、血液検査をもとに現在の体内の栄養状態を詳しく評価したうえで、その方に本当に必要な栄養素・食事の改善点を個別に提案します。
「なんとなく体の調子が優れない」「食事に気をつけているのに数値が改善しない」という方にも、栄養の視点から新たなアプローチが可能です。

食事療法について

栄養療法の土台となるのが、日々の食事の見直しです。どれだけ良いサプリメントを摂っても、食事の質が整っていなければ効果は限定的です。
当院では、血液検査の結果をもとにその方の体の状態を把握したうえで、具体的な食事改善のアドバイスを行います。

糖質と血糖値の管理

現代の食生活では、糖質に偏った食事になりやすく、食後の血糖値が急激に上昇するケースが増えています。血糖値の急激な上昇と低下が繰り返されると、体内で活性酸素が増え、細胞へのダメージが蓄積していきます。また、血糖値の乱れは高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病や、腎臓への負担にもつながります。
当院では、血糖値を安定させるための食事のバランスと食べ方をご提案します。

タンパク質の重要性

タンパク質は体を構成する最も基本的な栄養素であり、筋肉・内臓・ホルモン・酵素など体のあらゆる部分の材料になります。日本人の食事はご飯・パン・麺類などの糖質が多い傾向にあり、タンパク質が不足しているケースも少なくありません。適切なタンパク質の摂取は、筋肉量の維持・免疫力の向上・代謝の改善に欠かせません。
ただし、腎機能が低下している方は過剰なタンパク質摂取が腎臓への負担になるため、腎臓の状態を確認しながら個別に量を調整することが大切です。

過剰な制限・偏食のリスク

「糖質をゼロにする」「特定の食品だけ食べる」といった極端な食事制限は、一見体に良さそうに見えても、体内の栄養バランスを崩す原因になることがあります。当院では、血液検査で実際の栄養状態を確認しながら、無理なく続けられる食事の改善をご提案します。

腎臓と栄養の関係

腎臓と栄養は、切り離せない密接な関係にあります。食事の内容や栄養状態は、腎臓の機能に直接影響を与えます。

腎臓に負担をかける食習慣

塩分の過剰摂取は血圧を上昇させ、腎臓の血管に持続的な負担をかけます。過剰なタンパク質摂取は、腎臓がろ過しなければならない老廃物(窒素化合物)を増やし、腎臓への負担が高まります。
また、血糖値の乱れが続くと、糖尿病性腎症が進行しやすくなります。糖尿病性腎症は現在、日本における透析導入原因の第1位であり、食事による血糖管理は腎臓の保護に直結します。

腎機能低下とサプリメント・栄養管理の注意点

腎臓の機能が低下している方は、通常の方には問題のない栄養素やサプリメントでも体内に蓄積しやすくなります。カリウム・リン・タンパク質などは、腎機能の程度に応じて摂取量の調整が必要です。当院では、腎臓内科と栄養療法を連携させながら、腎臓の状態を踏まえた安全な栄養管理をサポートします。
腎臓が心配な方や慢性腎臓病の方も、食事・栄養の見直しを通じて腎機能の低下速度を抑える可能性があります。

オーソモレキュラーについて

オーソモレキュラーについて

当院が栄養療法の土台として取り入れているのが「オーソモレキュラー(分子整合栄養医学)」という考え方です。オーソモレキュラーとは、1960年代にカナダで始まった医療アプローチで、体内の分子レベルで必要な栄養素を最適化することによって、細胞の機能を正常に保ち、体の自然治癒力を高めることを目的としています。
一般的な栄養指導では「5大栄養素をバランスよく」という概念が中心ですが、オーソモレキュラーでは詳細な血液検査などを通じて、その方の体に何が不足しているのか、何が過剰なのかを数値として把握したうえで、個別最適化された栄養補充を行います。「病気の治療」だけでなく、「健康の維持・増進・パフォーマンスの向上」にも活用できる医学的アプローチとして、世界中で注目されています。
当院では、このオーソモレキュラーの考え方を腎臓医療・抗加齢医学・生活習慣病予防と組み合わせることで、みらいの葉クリニックならではの個別化栄養療法を実践していきます。血液検査の結果をもとに「今のあなたに本当に必要なもの」を一緒に考え、継続的にサポートします。

サプリメント相談

健康のためにサプリメントを活用している方は多くいらっしゃいますが、「なんとなく良さそうだから」「周りに勧められたから」という理由で摂取されている方も少なくありません。サプリメントは正しく活用すれば健康維持に役立ちますが、体の状態に合っていないものを過剰に摂取すると、逆効果になることもあります。
院長はサプリメントアドバイザーの資格を保有しており、サプリメントの効果・リスク・適切な使用方法について医学的な視点からアドバイスを行います。特に腎機能が低下している方は、一般の方には問題のない成分でも体内に蓄積しやすく、腎臓への負担が増す可能性があるため注意が必要です。「今飲んでいるサプリメントは自分に合っているか」「腎臓が悪くても飲めるサプリメントはあるか」など、気になることがあればお気軽にお申し付けください。なお、現時点ではサプリメントの販売は行っておらず、評価・相談対応が中心となります。

生活習慣病予防への活用

生活習慣病予防への活用

栄養療法は、生活習慣病の予防・改善においても重要な役割を果たします。
高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病は、日々の食事・栄養状態と深く関連しており、薬物療法だけでなく食事・栄養の改善が根本的なアプローチとなります。
当院では、生活習慣病の管理において栄養療法を積極的に取り入れています。血液検査で現在の状態を数値として把握し、「何をどれくらい食べるべきか」「何を減らすべきか」を具体的にお伝えします。
また、生活習慣病が進行して慢性腎臓病へつながるリスクを、食事・栄養の視点から早期に抑えることも、当院が力を入れている取り組みのひとつです。
「薬を飲む前に、まず食事から変えたい」という方も、当院の栄養療法をご活用ください。

佐世保市大塔町で栄養療法をお探しの方へ

佐世保市大塔町で栄養療法をお探しの方へ

佐世保市大塔町のみらいの葉クリニックは、腎臓専門医・抗加齢医学専門医・サプリメントアドバイザーの資格を持つ院長が、オーソモレキュラーの考え方を取り入れた栄養療法を行っています。
「食事を改善したいが何から始めればいいかわからない」「サプリメントについて専門家に相談したい」「腎臓が心配で食事に気をつけたい」という方も、まずは当院へお越しください。
血液検査のデータをもとに、患者様一人ひとりに合った栄養・食事のアドバイスを行い、健康寿命の延伸をサポートします。